ラッセルアスレチックは、1902年にアメリカ・アラバマ州にて誕生したブランドです。
創設100年以上の歴史の中で、社名、ブランド名、ロゴデザインなど、時代と共にさまざまな変化を遂げています。
本記事では、そんなラッセルアスレチックの年代別のタグをご紹介します。
もくじ
ラッセルアスレチック年代別タグの変化
ラッセルアスレチックのタグを年代毎に見ていきましょう。
1930年代〜50年代頃
ラッセルは1932年にスポーツウェア部門を設立しており、これが後に知られるラッセルアスレチックブランドの原点となります。
ブランド名はSouthern Manufacturing Company(サザンマニュファクチャリングカンパニー)で、1930年代〜50年代頃まで存在したと考えられます。
『Southern』と書かれただけの短いロゴのタグもあります。
1940年代(米軍への供給)
第二次世界大戦中、ラッセルは米軍へ製品の供給を行なっています。
軍に供給された製品のタグにはロゴがありませんが、タグに印字されている製造社番号でブランドを特定できます。
このタグにはラッセルの製造社番号である『WPL7232』が印字されています。
1960年代〜(ブランド名・社名の変更)
60年代になり、ブランド名を『サザンマニュファクチャリングカンパニー』から『ラッセルサザンカンパニー』へ変更しています。
1962年に、今ではお馴染みのイーグルRのロゴが出現します。
このあたりからRUSSELL ATHLETICのブランド名が出現します。1962〜1972年の間の社名は『RUSSELL MILLS INC.』で、写真のタグにもその社名が印字されています。
1970年代〜(社名の変更)
イーグルRの上に、斜めにラッセルアスレチックの文字がかかったデザインに変わります。
1973年には社名が『RUSSELL MILLS INC.』から『RUSSELL CORP』に変更しています。写真のタグの裏側にRUSSELL CORPの印字が確認できます。
1980年代〜(ブルーのイーグルR)
80年代〜90年代にかけて、ブルーのイーグルRのロゴになります。
こちらは2枚とも『HIGH Cotton』というシリーズの刺繍タグで、同じく80年代後半〜90年代のものです。
2000年代〜(斜体のイーグルR)
2000年以降は、ロゴが少し右に傾いた斜体バージョンが出てきます。
写真右のタグに印字されている『NU BLEND』とは、1992年に毛玉を防止する新素材として発表され、現在も人気のシリーズです。
ラッセルアスレチックの歴史
ラッセルアスレチックの創業からこれまでの歴史を3ステップでまとめました。
1.はじまり
ラッセルアスレチックの創設者は、当時25歳で弁護士だったベンジャミンラッセルです。
彼は6台の編み機を購入し、1902年に『ラッセルマニュファクチャリングカンパニー』を設立します。最初は、女性・子供用のニットシャツを製造してました。
2.製品開発
1926年、ウールのスポーツユニフォームに代わる、オールコットンのジャージ(スウェットシャツ)を発明。1930年に生産を開始します。
これは創設者ベンジャミンラッセルの息子であるベニーのアイデアでした。
1932年、ベンジャミンラッセルの息子は、サザンマニュファクチャリングカンパニーと呼ばれるスポーツウェア部門を設立。
1938年、世界で初めてラバープリントに着手します。当初はスポーツウェアに名前、番号、デザインをプリントするためのものでした。
1941-1945年 第二次世界大戦中、ラッセルは米軍に製品を供給しました。
3.拡大
ラッセルは60年代までに米国で最大のスポーツアパレルとユニフォームのメーカーとなります。
1960年、サザンマニュファクチャリングカンパニーはラッセルアスレチック部門に改名。
1962年、社名をラッセルミルズ社に変更。アメリカを象徴するイーグルがブランドアイコンとして採用されます。これが現在のイーグルRの原型となります。
1973年、社名をラッセルコーポレーションに変更。製造、雇用を拡大していきます。
1983年、JERZEESブランドを発表。
2006年、FRUIT OF THE LOOMがラッセルコーポレーションを買収。
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ラッセルアスレチックの年代別タグまとめ
ラッセルアスレチックの年代別タグを紹介しました。
ラッセルアスレチックは、これまで社名やブランド名の変更が何度かあるので、それを知っておくと年代が判別しやすくなると思います。
また以下オンラインストアではヴィンテージTシャツを豊富に取り扱っていますので、あわせてチェックしてみてください。
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以上最後までご覧いただきありがとうございました。