GILDANは1984年にカナダ・モントリオールで設立されました。
Tシャツやスウェットのボディブランドと知られていますが、元々は子供服の生地の製造からスタートした会社です。
Tシャツ産業に本格参入したのは1990年代からと比較的新しいブランドですが、今ではHanesやFRUIT OF THE LOOMなど老舗ブランドと並ぶ知名度となりました。
本記事ではそんなGILDANの年代別タグをご紹介します。
GILDAN(ギルダン)の年代別タグの変化

GILDANのタグの変化を見ていきましょう。
1990年代

1990年代、GILDAN初期の刺繍タグです。
生産国はGILDANの創設地であるカナダ、ロゴ右上には商標登録中を示すTMマークがあるのがわかります。
- TMマーク…商標登録中
- Rマーク…商標登録済
1990年代後半〜2000年代前半


刺繍タグから2枚重なったプリントタグに変わっています。
生産国を見ると、カナダの生地を使用してホンジュラスで縫製したとプリントされています。
自国の原料を用いてカリブ海周辺国で製造するという表記は、1980年代後半から90年代後半にかけて多く見られます。


こちらのタグは生産国に『MADE IN MEXICO』とプリントされています。
GILDANは2007年にカナダ、ニューヨーク、メキシコの自社工場を閉鎖しているため、それ以前に製造されたと推測します。
2010年〜



ロゴがブルーになり、GILDANの”A”のデザインが三角形ではなく足が出たデザインに変わっています。
GILDANは97年にホンジュラスに最初の自社工場を設立、その後もドミニカなど製造工場を次々に開設し、国外生産がメインになっていきます。


ロゴが丸みを帯びた字体に変わります。
現在GILDANは、ホンジュラス、ニカラグラ、ハイチ、ドミニカ共和国、バングラデシュの生産がメインとなっているようです。
右の細長いタグは『ティアウェイラベル』といって、ハサミを使わず手で簡単に引き千切ることができる仕様のタグです。
GILDAN(ギルダン)の年代別タグガイドまとめ

GILDANの年代別タグをご紹介しました。
他Tシャツメーカーと比べると歴史の浅くタグのバリエーションが少なめですが、生産国に注目してみると年代による変化がわかると思います。
GILDANの古着Tシャツやスウェットに出会った際はぜひタグをチェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。